2002年春季九州大会個人戦

2002年5月5日(日)-6日(月)    

予選 5日(日)
氏名 学年1回戦 2回戦パート決勝  
A中本一弥 3- ○古橋(長大)○南(福大) 予選通過
B雪丸武彦 3○神田(熊大) ●了戒(福大)   
D向上 啓 1- ○山下(西南大)○中村(福大) 予選通過
E佐藤裕一 4- ○河原(熊大)○小川(鹿大) 予選通過
F川田哲郎 2- ○北村(長大)○宮原(福大) 予選通過
G浦野浩一 2■蓮池(福大)     

個人戦は39人、九大から6人がエントリーした。
 Aパート・・・個人戦連覇を狙う中本は無難に本戦進出を決めた。
 Bパート・・・雪丸は1回戦を突破したが、新旧理事長対決で了戒前理事長に敗れた。
 Dパート・・・向上は2回戦で多少寒い局面もあったがクリア。パート決勝は比較的危なげなく勝って予選通過。
 Eパート・・・佐藤はパート決勝の接戦を辛勝し予選通過。
 Fパート・・・昨年の新人王川田だが、九州大会の個人戦では意外にも初めての勝利。続いてパート決勝も勝って予選通過。
 Gパート・・・浦野は不戦敗。
パート決勝に残った4名は無事に本戦に進出した。



本戦 6日(月)
了戒 大輔(福岡大学4年)─┐
 ├川田─┐
川田 哲郎(九州大学2年)─┘ │
 ├川田─┐
阿部 哲朗(鹿児島大学2年)─┐ │ │
 ├向上─┘ │
向上  啓(九州大学1年)─┘ │
 ├土橋
土橋 健一(熊本大学4年)─┐ │
 ├土橋─┐ │
中本 一弥(九州大学3年)─┘ │ │
 ├土橋─┘
井手口真人(熊本大学3年)─┐ │
  ├佐藤─┘3位
佐藤 裕一(九州大学4年)─┘
 本戦1回戦はまず「1-2年生による注目のフレッシュ対決」とからかわれていた阿部vs向上戦が終了。若さを感じさせない内容(?)で向上が完勝した。
 次は了戒vs川田戦。角を殺されて暴れるよりなくなった川田だったが幸運なパンチが入って逆転勝ち。次の準決勝が川田vs向上と決まり、学生名人戦代表イス1つを九大が確保した。
 続いて土橋vs中本戦。昨年春と秋の九州学生名人の対決という今回一押しの好カード。どちらかが学生名人戦に行けないというのも勿体ない話だが、こればかりは仕方がない。中本劣勢の展開で途中やや盛り返した感もあったが逆転には至らず、中本の秋春連覇の夢はついえた。
 最後は佐藤vs井手口戦。佐藤が安全運転に徹して完勝。167手の長手数であった。

 本戦準決勝、土橋vs佐藤戦。土橋氏の四間飛車に佐藤が急戦を仕掛けたが、やや佐藤の分の悪い流れからそのままリードを拡大されて敗れた。
 続いて川田vs向上戦。「フレッシュ対決、九大版」は向上が押さえ込んで勝勢となったが、攻めに移ってから急に乱れて川田の大逆転勝ち。

 決勝は土橋vs川田戦。居飛車穴熊の川田が十分な流れかと思われたが、土橋氏も指し慣れた形である。土橋氏は徐々に優位を拡大していき、最後はやや早い感じで川田投了となった。土橋氏は2年連続3回目の優勝である。

 土橋氏・川田は学生名人戦(個人戦全国大会)に出場する。

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九大将棋部