(五月五日更新)平成9年度春季九州大会個人戦成績掲載

九大勢ベスト8に一人しか・・


春季九州大会個人戦は五月五、六日に城南市民センターにて九州全県から十四大学六十四人を集めて開催された。 春期の大会は学名戦の出場権を争うため(三人)秋季に比べ参加者も多く,また前理事長の馬場氏の熱心な勧誘により宮崎医科、長崎総科、沖縄、九産大といった新規参加者が現れ,二日目が平日にもかかわらず去年よりも多くの参加者を集めていた。
戦前の予想では佐賀大の星出氏、熊大の甲斐氏、沖縄大の山田氏などが有力と見られ、九大は北野、丸山などを中心にするも苦戦は否めなかった。



個人戦個人成績


一回戦 二回戦 三回戦
●吉岡−−○貞広 (福岡) ●安部−−○千代田(福岡) ●岩崎−−○貞広 (福岡)
○安部−−●貝嶋 (北九) ●渡辺−−○福田(長総科) ●丸山−−○山田 (沖縄)
○渡辺−−●佐々木(熊本) ●沖永−−○小松(宮崎医) ○北野−−●福田(長総科)
○沖永−−●谷  (福岡) ●藤井−−○椎場 (九東) ●高松−−○星出 (佐賀)
○藤井−−●深野木(福岡) ●中島−−○海平 (鹿児)              
○中島−−●都留 (熊学) ○岩崎−−●甲斐 (熊本)              
○岩崎−−●高梠 (鹿児) ○丸山−−●若林 (熊学)              
●宮田−−○若林 (熊学) ●山本−−○吉見 (大分)              
○丸山−−●小瀬戸(鹿児) ○北野−−●毛利 (福岡)              
○山本−−●田辺 (福岡) ○高松−−●猿渡 (熊学)              
○北野−−●金子 (大分)                            
○高松−−●上村 (福岡)                            


決勝トーナメント







<総評>

戦前の予想通り星出氏が優勝したが波乱含みの展開が多く、優勝候補の一角だった前九州学生名人の甲斐氏が岩崎に敗れ、無名の小松氏が準優勝(大会後、山口県高校選手権代表者と判明)など話題豊富な個人戦だった。九大勢は当たりが厳しいせいも有ってか、北野のベスト8が最高と寂しい結果に終わった。
ところで、今大会顕著だったのが新規参加者は軒並み力が強く上位に食い込む人が少なくなかった事である。
新規参加者の多くは地理的条件によって大会出場の機会に恵まれない人が多かった。学生が平日を潰してまで遠く福岡まで来る事は私達の想像以上に大変なことであり、彼らの大会に賭ける意気込みがよく伝わってくる。残念だが、現在の状況では九大からの学名戦出場は難しいといわざるを得ない。せめて初心に戻り、彼らに負けずひたむきに将棋を指して欲しい。







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九大将棋部