(六月二十四日更新)平成9年度九州新人王戦個人戦成績掲載

吉岡準優勝!!

優勝は鹿児島大の高梠氏


春季九州新人王戦は六月十四日に城南市民センターにて九州全県から十四大学六十四人を集めて開催された。 各大学の新入生には初陣に、二年生にとっては最後のチャンスになるこの大会は、過去の新人王がその後の各大会で目覚しい成績を上げているように今後の九州棋界を占う意味でも注目度の高い大会である。 私の予想では上村、吉岡の団体戦レギュラー組を中心に展開し、組み合わせ次第ではその他の人間にも十分勝機あり、と考えていたが、大会直前、思わぬ情報が私の元に流れてきた。九州準学生名人の小松氏(宮医大)が急遽参加を表明したというのだ。しかし、結果は私の予想をはるかに越えていた。



個人戦個人成績


一回戦 二回戦 三回戦
●安達--○深野木(福岡) ●小沢--○荒木(鹿児) ●大野--○山内 (熊本)
○小沢--●永濱 (大分) ●寺崎--○吉岡     ○北野--●片木山(鹿児)
○寺崎--●今泉 (熊本) ●樋口--○高梠(鹿児) ●関 --○荒木 (鹿児)
○樋口--●中野 (熊学) ○大野--●松崎(大分) ○吉岡--●茂木 (佐賀)
○大野--●緒方 (鹿児) ○関 --●藤井(北九)             
○関 --●小柳 (熊本) ○北野--●渡辺                 
●熊谷--○貝嶋 (北九) ○吉岡--●寺崎                 
●村田--○山内 (熊本) ●小田--○石田(熊本)             
●平松--○片木山(鹿児) ●渡辺--○北野                  
●植木--○島田 (福岡)                         
○北野--●浜崎 (大分)                         
●安部--○小松(宮崎医)                         
○渡辺--●市丸 (福岡)                         


決勝トーナメント







<総評>

何と優勝候補大本命と見られていた小松氏が武村氏(九産大)にやぶれ、優勝候補の一角だった上村、吉岡が一回戦でぶつかるなど、混戦の度合いを増してきた今大会を勝ち抜いたのが一回戦の天王山を制した吉岡と高梠氏(鹿)だった。
この高梠氏、恥ずかしながら、私達の戦前の予想ではノーマークだった。ところが、後で戦績を調べてみると春季九州大会団体戦で中島に敗れるものの残りを全勝し五勝一敗の成績を残している。鹿児島大は新入生の育成に熱心で、新人王では常に好成績を収めている。
結果は決勝を前にして固くなったのか吉岡は普段の実力を発揮できず、九大3年ぶりの新人王はならなかった。吉岡は無念だろうが強豪を連破しての準優勝は価値が高く、九大将棋部の将来に希望を抱かせるものだった。






プレゼント当選者発表


なお、事前に募集した新人王戦予想クイズの発表だが、新人王の解答は(九番、その他)である。がしかし、有効投票45票のうちこの答えには全くといっていいほど票が集まらず(当たり前!?)何と正解者は一名!!
この倍率一倍の難関(!?)を突破し図書券三千円を獲得したのは

福岡在住の学生 北野貴洋

なお、必然的にあまった二枚のテレカは準優勝の吉岡に投票した中から二名を抽選した結果、

熊本在住の学生 山本圭司
福岡在住の学生 前瀬かつみ

にそれぞれ送付することが決定しました。
応募ありがとうございました






TopPage
九大将棋部