(6月17日更新)平成10度春期九州大会個人戦成績掲載

丸山準優勝、吉岡3位

春季九州大会個人戦は5月5、6日に福岡大学学而会館にて九州全県から14大学58人を集めて開催された。今回は本命の優勝候補であった佐賀大の星出氏が不参加を表明し、また、その他の強豪たちは実力の大差がないので全く予想のつかない展開となった。優勝をめぐっての乱戦は必至である。

個人戦個人成績

左が九大、上から低学年順

一回戦           二回戦          三回戦
●原田−−○吉岡 (九)  ●安部−−○塩崎 (長) ○吉岡−−●小松 (宮医)
●北野弟−○山田 (沖縄) ○吉岡−−●上村 (福) ●中島−−○千代田(福)
●関−−−○土橋 (熊)  ○中島−−●土橋 (熊) ○丸山−−●藤井 (北九)
○安部−−●宮本 (福)  ○丸山−−●小瀬戸(鹿) ○北野兄−●福田 (長総)
○吉岡−−●原田 (九)  ●宮田−−○片木山(鹿)
○中島−−●矢野 (熊)  ○北野兄−●甲斐 (熊)
○宮田−−●川原田(宮)
●平野−−○甲斐 (熊)

決勝トーナメント
決勝トーナメント表



<総評>
この乱戦を制したのは長崎大学の塩崎氏であった。伊達にアマ竜王戦県代表ではない。また、我々九大勢は丸山が準優勝、吉岡が3位、北野(兄)がベスト8と久々に大活躍であった。丸山はこれまで実力はありがなら運に恵まれず実績を残していなかったが、ついに相応の格を手に入れた。吉岡も九州大会準優勝経験者の2人とよく戦い勝ち上がってきた。本大会の上位3人は学生名人戦の出場権を得た。九大から学名戦2人というのは3年ぶりである。
さて個人戦でこれだけ勝てるのに団体戦では勝てないとはどういうことか?これは九大は上位はそこそこだか下位が弱い(要するに選手層が薄い)ということを示している。今の九大は下級生を教育しようという積極的な動きがあまりない。向上心のある者が勝手に強くなっているだけで、全体の底上げがなっていないのである。また向上心自体を削ぐ風潮があり、これが最悪の要因だろう。これが数年間続くことによって確実に弱体化している。何事もやる気が一番大切である。





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九大将棋部