(六月十九日更新)
平成12年度春季九州大会結果、団体戦成績掲載
熊大九州大会5連覇!!九大はまたしても準優勝…


取材・文責 pupu ,Special Thanks そっぽさん



春季九州大会は5月3日、4日の両日、福岡大学学而会館にて8大学がしのぎを削った。九大OB軍団(?)の戦前の予想は、昨年まで同様、熊大・九大を中心とした優勝争いに福大、鹿大など他大学ががどこまで絡んでくるかという見解であった(本当か?)。



一回戦 二回戦 三回戦 四回戦
九大琉大 九大分大 九大北九大 九大鹿大
−− −− −− −−
○吉岡−−●洲鎌 ●吉岡−−○阿部 ○吉岡−−●請関 ○吉岡−−●伊藤
○原田−−●中村 ●原田−−○小野 ○原田−−●小林 ○原田−−●猪木
○白倉−−●當 ○白倉−−●泉 ●白倉−−○藤井 ●白倉−−○原田
○北野−−●又吉 ○北野−−●岩下 ○北野−−●高倉 ○北野−−●高梠
●佐藤−−○磨井 ○佐藤−−●吉武 ○佐藤−−●福代 ○佐藤−−●篠崎
○上野−−●古賀 □上野−− ○上野−−●波田野 ○上野−−●水元
○苦瓜−−●佐藤 □苦瓜−− ○苦瓜−−●香川 ●苦瓜−−○永川


五回戦 六回戦 七回戦
九大鹿大 九大福大 九大熊大
−− −− −−
○吉岡−−●杉本 ○吉岡−−●吉谷 ○吉岡−−●吉田
○原田−−●了戒 ○原田−−●能塚 ●原田−−○井銅
○白倉−−●三浦 ○白倉−−●本田 ●白倉−−○土橋
○北野−−●上村 ○北野−−●池田 ●北野−−○甲斐
○佐藤−−●宮本 ○佐藤−−●山下 ●佐藤−−○山内
●上野−−○蓮池 ○上野−−●藤 ○上野−−●嶋村
○苦瓜−−●毛利 □苦瓜−− ○苦瓜−−●小泉




最終結果











団体戦出場選手個人成績&寸評


今回は、「祝・博士課程入学 & 現役復帰?記念」として、特別に無理を言って「そっぽさん」に総評と個人寸評を書いて頂きました。そっぽさんには、この場を借りて深くお礼申し上げます。尚、骸骨の数は戦犯度ではなく、単に負け数を表しているだけです。

大将 吉岡 6−1



安定して勝ち数を稼いでくれたと思う。贅沢な注文かもしれないが、分大戦も勝って欲しかった。今後もレギュラー最上級生としてチームを牽引して欲しい。

余談:彼がレギュラーに定着して以来、九大は優勝に縁がない。本人はそのことを結構気にしているようで、秋の大会にかける意気込みは相当でなものであることを付け加えておく。


副将 原田 5−2



理事長職・副将と重要ポストを兼任した。やはり分大戦で勝って欲しかった。熊大戦は残念だったが、大・副で1勝1敗だから文句は言えまい。


三将 白倉 4−3



熊大戦では優勢だったが、王様の逃げ方を間違えて逆転負け。元九州学生名人に善戦するんだから、「当て馬三将」なんて言わずにもう少し勝ってほしかった。

余談:大会での怪勝の多さ、残念会での「鍋奉行」ぶり。彼は今年も健在です。


四将 北野 6−1




安定して白星を稼いでくれた。最終戦は甲斐元九州学生名人との全勝対決。ここも勝っていればS級功労者だったが、夢はかなわなかった。1回は優勝して卒業しよう。


五将 佐藤 5−2





琉球大戦は勝勢の局面で玉を素抜かれてしまった(!)。少し厳しいが、個人戦準優勝者が五将で出るのなら全勝しないといけない。勝ち星を計算できるレギュラーとして、活躍して欲しい。


六将 上野 6ー1(不戦勝1)



新レギュラーながらきちんと仕事を果たしてくれた。唯一の黒星となった2日目初戦は最も緩みやすい時間帯だと思う。これからは注意してほしい。



七将 苦瓜 6−1(不戦勝2)




幹事・レギュラー兼任で多忙だったと思う。残念ながら秋・春の優勝をせずに幹事卒業となるが、これからは選手として頑張ってほしい。




<試合経過>

九大OB軍団?の予想通り、熊大と九大のマッチレースとなった今大会。最終戦を前に熊大が鹿大に敗れるというちょっとした波乱があったものの、結局最終戦の直接対決で優勝が決まるという展開に。これを制した熊大が九州大会5連覇を達成。同時に九大の5期連続準優勝が決定してしまった。



<総評>

試合に関して
九大が優勝するためには勝ち数をもっと意識しなければならない。九大の7-0勝ちが1回だったのに対して熊大が3回だった点は大きく、初日の貯金が熊大連覇に大きく効いたと思う。勝ち数が少なかったので、鹿大に敗れた熊大に「最終戦で九大に4-3勝ちすれば優勝」と安心させてしまった。最終戦の両校の心理に大きく影響したことだろう。
九州大会での熊大との直接対決も5連敗。個人成績では上回っているし、そこまで実力差があるとは思えない。直接対決で勝つつもりでいってほしい。

九大熊大
1回戦vs琉球大6-1、勝点1、勝数6vs西南大7-0、勝点1、勝数7
2回戦vs分 大5-2、勝点2、勝数11vs琉球大6-1、勝点2、勝数13
3回戦vs北九大6-1、勝点3、勝数17vs分 大7-0、勝点3、勝数20
4回戦vs鹿 大5-2、勝点4、勝数22vs北九大7-0、勝点4、勝数27
5回戦vs福 大6-1、勝点5、勝数28vs鹿 大3-4、勝点4、勝数30
6回戦vs西南大7-0、勝点6、勝数35vs福 大6-1、勝点5、勝数36
最終戦vs熊 大3-4、勝点6、勝数38vs九 大4-3、勝点6、勝数40



運営に関して
OBが秒読みしている場面が目立った。現役部員はもっと積極的に秒読みに協力しないといけない。味方の秒読みに関与しにくいのは分かるが、他大学の試合に目を配ってそちらの秒読みに協力してほしい。応援する立場上、九大のそばに集まる気持ちは分かるが、その辺の配慮も必要である。
筆者の感想
そっぽさんの総評の中に『「最終戦で九大に4-3勝ちすれば優勝」と安心させてしまった。』という一文があったが、劣勢であるにも関わらずそのような安心感を感じられたように見えた理由は、最近の九州大会で九大に負けていないという事実からくる自信なのだと思う。現状を考えると、やはり熊大を直接対決で倒さずして西日本大会さらには王座戦への道は拓けないだろう。現役部員の皆さんにはこの結果にめげることなく、秋の大会へ向けて頑張ってもらいたい(そっぽさんと同じ結論になっちゃった…)。



<恒例のおまけ?>

今回はあまり真面目に取材してなかったので、おまけが書けません。寸評で触れた白倉の「鍋奉行伝説」を書けなくもないですが、本人の許可が取れていないので、今回このコーナーは割愛させて頂きます。
ヽ( ´ー`)ノ



取材・文責 pupu, Special Thanks そっぽさん
TopPage
九大将棋部