用語集
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其ノ壱、単語編
ア行
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アウェイ(あうぇい)」名詞・動詞サ変
→逃げること。さぼること。

当たれ(あたれ)」感動詞(!?)
→10秒将棋などで相手のミスに期待して発せられるかけ声。一発狙いで含みのないことが多い。

アツい(あつい)」形容詞、やや古
→気分が高揚すること。10秒将棋で連戦連敗した者によく見られる。

当て馬(あてうま)」名詞
→団体戦で誰を当てても勝算のない強豪に当てられて犠牲となる者。 残りが目論見通りに勝ってくれれば見事な犠打となるのだが、 枕を並べて討ち死にするとチームの大敗に繋がる。 各校の団体戦全勝者を増やしている一因である。

一団の勢力(いちだんのせいりょく)」名詞+助詞+名詞
→全駒対策に最有力とされる指し方。複数枚の自分の駒の強力な連携によって全駒に対抗する。 自玉の安全度は二の次である。

一番偉くて強い(いちばんえらくてつよい)」副詞+形容詞+助詞+形容詞
→九州学生将棋連盟の歴代理事長は退任直前の冬季北九州大会個人戦でよく優勝する。 自分で表彰するんじゃないかと毎回期待されるが、部員の冷たい視線を感じるのだろうか、 本当に表彰を実行した理事長はM君だけだったと思う。

一番手直り(いちばんてなおり)」名詞
→練習将棋で一局ごとに手合い(駒落ちの程度)を変えていく方法。 西日本大会で準優勝した時代のレギュラー同士でも大駒落ちはザラだった。 アツくならないのがポイントである。

一間トビ(いっけんとび)」名詞、古語
→10秒将棋で出現した反則。自分の歩の2つ向こうに二歩を打った故事。 もともとは囲碁用語で自分の石から1マス空けて次の石を打つこと。

一手差(いってさ)」名詞
→(1)どちらの手番であるかが勝敗を分けるような終盤の接戦。
 (2)自玉を詰まされた時、駒を多くもらった御陰でたまたま相手玉が詰めろになっていること。 偶然の産物であって接戦だった訳ではない。

一時力(いっときぢから)」名詞
→一瞬目に付いた良さそうな手だが、読みが入っておらず、一時しのぎに過ぎないこと。

イのボのア(いのぼのあ)」略語、やや古
→イチ負け・ボロ負け・アヤ無し負けの略。 団体戦や個人戦で誰よりも先に(一番に)負けてしまい、 その内容までもがどうしようもない完敗であること。 早々の終局でヒマな上に周囲の視線は冷たく最悪である。

入り玉(いりたま)」名詞・動詞サ変
→入玉のこと。

鵜呑み(うのみ)」名詞・動詞サ変
→定跡をきちんと覚えること。将棋を指すために定跡を覚えることは重要だと思うが、 自嘲気味に「鵜呑みにしていたらなあ」のように使われる。

永久機関(えいきゅうきかん)」名詞
→同じことの繰り返しだが、実は永久ではないこと。歩を打っては成り捨て、が最も多い例である。 やはり真の永久機関は作成不能なのだろうか。

永世3位(えいせいさんい)」(固有?)名詞
→通算5回以上3位となると引退後に永世3位を名乗れるそうで(?)、吉岡は見事にこれを果たした。 因みに氏の3位決定戦は勝率10割で無敵を誇る。 個人戦4連覇を狙いながら惜しくも準決勝で敗れた前期名人までも3位決定戦では下している。

頴娃町(えいまち)」固有名詞、必修(?)
→鹿児島県揖宿(いぶすき)郡の町。「英雄」の故郷で、知らないと卒業就職は難しい。 薩摩半島の南海岸沿い、開聞岳・池田湖の5km北西にある。 九州自動車道と繋がっている有料道路「指宿スカイライン」やJR指宿枕崎線(6駅)が走る交通の要所。 いずれは九州新幹線も・・・?

英雄(えいゆう)」(固有!?)名詞
→加入している携帯電話の話をしていた某氏、 「俺はau」と言ったのに「俺は英雄」と伝わって部員達からさらに尊敬される結果に。 発音・訛には気を付けましょう。

A級戦犯(えーきゅうせんぱん)」名詞
→団体戦で3-4(7人制)や2-3(5人制)で敗れた際に、最も大きく関与したとされる人。 とくに罰則規定はないが、九棋の原稿書きの第一候補にされることもあるとか。 学生名人を3人擁していた頃の京大に2-3負けした西日本大会で筆者(3将)も「A級戦犯」の称号をいただいた。勘弁してくれである。→最上級「S級戦犯」

Mの悲劇(えむのひげき)」固有名詞、古語
→かつての九棋の名(迷?)作品。当時はM姓の部員が多く、逸話も多かった。

エリート(えりーと)」名詞
→(1)トップクラスを進む優秀な人。
 (2)肩書きばかりで実質を伴わない人。 九大卒業生がさまざまな事件を起こし、マスコミでエリートと騒がれた事による。 念のため書いておくが、彼らは将棋部とは無関係である。

大ゲイマ(おおげいま)」名詞、古語
→10秒将棋で出現した反則。桂馬が前後に2枚並んでいた際に、 前の桂馬が進むべき場所に後ろの桂馬を動かしてしまった故事。 もともとは囲碁用語で2間トビの隣(ケイマよりも1つ遠く)に石を打つこと。

王手ラッシュ(おうてらっしゅ)」名詞
→投了間際に無駄な王手を続けること。以前のコンピューター将棋ソフトではよく見られたが、 最近は人間の方がよくやっているような気がする(笑)。大会でやるのはやめようね。

おっさん」名詞
おやじ」名詞
→若さを感じさせない指し手や行動。一部の部員を示す代名詞になることもあるが、時代と共に変わる。 後継者が確実に現れるため絶滅の危機に陥ったことがない。

カ行
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勝ち損(かちぞん)」名詞
→(1)勝ったにもかかわらず損した感じの方が強く、満足感に乏しいこと。 団体戦でチームの負けが確定した後に勝った時など。
 (2)勝つこと自体に喜びを感じないこと。敗北主義者の基本である。

完全決着ルール(かんぜんけっちゃくるーる)」名詞、やや古
→玉を詰ますぐらいでは許されない新ルール(!?)らしい。全駒とほぼ同義。

奇声(きせい)」名詞、古語
→部内タイトルの一つ。リーグ・トーナメントはおろか、番勝負もなく突然出現する摩訶不思議なタイトルだ。マズい手を指した直後に「新・奇声」が多く誕生するようだ(笑)。→類語「迷人」

九棋(きゅうき)」固有名詞、やや古??
→九大将棋部の機関誌。すぐ絶滅の危機に陥る特別天然記念物。 どうしても棋譜以外の記事にばかり目が行ってしまう。 昔も今も変わらない伝統とでも言いましょうか(笑)。

教育リーグ(きょういくりーぐ)」名詞
→団体戦優勝が決定した後に実戦体験教育の名目で控えの選手を出すこと。 のちのレギュラー入りに役立ったという話はあまり聞かない。開幕戦で似たようなことをやって、 3-4負けで優勝し損なった思い出の方が強い。これこそ教育なのかなあ・・・(涙)。

僥倖(ぎょうこう)」名詞
→(1)たまたま得られる幸せ。
 (2)たまたまパッと当たることを期待した指し手。

偶然(ぐうぜん)」副詞
→たまたま。大した読みもしていないのに気が付くと何故か優勢になったり、 相手玉が詰んでいたりすること。

グズい(ぐずい)」形容詞
グズる(ぐずる)」動詞五段
→遅くてはかどらないこと。終盤で素早く寄せ切れずに手数ばかりかけること。

グヘヘ(ぐへへ)」感動詞
→訳ありの笑いを想定している割に心底からの笑いを伴うことはない。 あまりにも濫用されているためその真意も個人差が大きいようだ。 結局のところは筆者もよく分からんな。グヘヘ(笑)。

クリチカル(くりちかる)」名詞・動詞サ変
→誰も予想しない勝敗。大穴。金星。「クリチカルを入れる」は下位者が上位者に勝つことで、 「クリチカルを喰らう」が上位者が下位者に負けること。短縮形(!?)は「ク」らしい。

健在(けんざい)」名詞
→攻めを切らされた時に自陣に空しく残った手付かずの囲い。文字通り健在なのだが、 すぐに相手からの反撃を受けて落城する宿命にあるのは明らかである。

限界(げんかい)」名詞
→(1)よく分からないが、とにかく凄いこと。「○×の将棋は限界だね」
 (2)ゲームとしての将棋の限界性を感じさせる指し方。穴熊など。

高卒の寄せ」名詞+助詞+名詞
→谷川浩司プロの「光速の寄せ」は有名だが、それを上回る寄せを示すらしい。 よっしぃ氏が開発(?)したが、氏の大学院進学に伴い「大卒の寄せ」にバージョンアップしている。 もうじき「修士卒の寄せ」になるのだろうか!?

考慮時間(こうりょじかん)」名詞
→秒読み時計を使った早指し将棋で時間切れ前に手を指さずにボタンを押すこと。 引き続いて相手側のボタンを押して自分の時間に戻す人はまだ可愛い方で、 熟練してくると相手の時間にしたままで考慮を続ける。超一流の域に達すると、 そのまま相手の時間が切れた時に「まず1勝」まで主張するようになる。

5か年計画(ごかねんけいかく)」名詞、やや古
→留年する(卒業に5年かける)こと。最近は4年で卒業就職する人が減って大学院進学者が増えたが、 これも広義の5か年計画かもしれない。どちらにしても将棋部は居心地が良いようだ。

ゴザ福(ござふく)」名詞
→帰省してきた関東のOB達と福岡近辺在住のOB・現役部員による合同集会。年末に多い。 将棋よりも飲み食いがメインである。 参加者がゴザっているか否かはここではちょっと言えない。

ゴザる(ござる)」動詞五段、やや古
→ダメにしてしまうこと。何かおかしくしてしまうこと。

コスミ(こすみ)」名詞
→10秒将棋で出現した反則。桂馬が前後に2枚並んでいた際に、 後ろの桂馬が進むべき場所に前の桂馬を動かしてしまった故事。 もともとは囲碁用語で自分の石の斜めに次の石を打つこと。

困つた(こまつた)」感動詞?(動詞五段+助詞が転じたもの)
→字を見れば分かるように「困った」という意味だが「つ」は小文字ではない。 どうしようもない局面では「こーまーつーたー」と感情を込めて使う。 →最上級(??)「終わつた」(完全に終わった局面、あるいは試験や単位)

コメ(こめ)」名詞、古語
→駒のこと。訛っただけである。持ち駒は「持ちゴメ」となる。

サ行
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3 x 3(さんかけさん)」名詞
→視野が限定されて大局を見ていない有様。「4 x 4」と言うこともある。

3点セット(さんてんせっと)」名詞
→銀の割り打ち、桂のふんどし(両取り)、香の田楽刺しのこと。 「3つできたら負けても本望」とのたまう者もいるが、全部できたら負ける方が難しい。

三平方の定理(さんへいほうのていり)」
→(1)直角三角形の斜辺の2乗が、残る2辺の2乗の和に等しいこと。 発見者に因んで「ピタゴラスの定理」とも呼ばれる。
 (2)自転車で通常40分を要する六本松・箱崎間(直線距離でも7km)をM2世(現OB)はわずか15分でクリア。 この信じ難い故事を氏はこの定理で証明したらしい。たぶんピタゴラスは知らない。

仕方がない(しかたがない)」名詞+助詞+形容詞
→暴れる前の枕詞。

刺激(しげき)」名詞・動詞サ変
→切る対象のある大駒を攻めること。

下無尽(したむじん)」名詞・動詞サ変
→玉を下から追い続けること。

弱者(じゃくしゃ)」名詞
→直訳すると「将棋が弱い者」だが、練習将棋で負けた者が「では弱者から」と言いながら 「負け先」で次の対局を開始しているだけだ。「次は自分が勝つぞ」と考えているのは明らかで、 本当に自分が弱いと思って使っている人は皆無である。

10将(じゅうしょう)」名詞
→10秒将棋のこと。いろいろなドラマを生み出した。 →参考「一間トビ」「大ゲイマ」「コスミ」

勝負弱い(しょうぶよわい)」形容詞
→ここ一番をことごとく落とすこと。将棋に限らず、学業で使われることも多い。自嘲的な表現。

凄い勢い(すごいいきおい)」形容詞+名詞、やや古
→(1)手に負えない勢い。神がかり的に強く、勝ちまくっている状態。
 (2)勢いがあるように見えて実は息切れ寸前の状態。

ズル(ずる)」名詞
→(1)卑怯なこと。
 (2)穴熊のこと。「ズル熊(ずるぐま)」とも言う。
 (3)穴熊党。

税金(ぜいきん)」名詞
→(1)国民の三大義務の一つ。あと二つは何でしたっけ?
 (2)対局前から勝算が限りなくゼロに近い対戦またはその相手。 →過去形(?)「税金を納めた」、反対語「脱税した」「クリチカルを入れた」

成敗(せいばい)」名詞・動詞サ変
→ズルい策を懲らしめること。

全駒(ぜんごま)」名詞・動詞サ変
→故意に相手玉を詰まさず他の駒をすべて取ってしまうこと。

せんの?」動詞+助動詞+終助詞+疑問符、古語
→しないの?が訛ったもの。専ら「指さないの?」の意味で使われる。 秒読み時計がない時代の10秒将棋で時間をオーバーした時に 「何でせんの?」「すぐせんの?」などと連呼された。

尊敬(そんけい)」名詞・動詞サ変
→(1)敬うこと。他人の行為や人格の立派さに対して頭を下げること。
 (2)部員の行為などのお粗末さに対して白い目で見ること。

タ行
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タコい(たこい)」形容詞
→筋が悪い。つまらない。本人は一生懸命やっているのに結果が伴わない状態。 10秒将棋で「あー、分からん、分からん、タコい手連発」など自ら口走る者もいたもんだ。

駄賃(だちん)」名詞・動詞サ変
→(1)ついでに行うこと。取られる直前の駒を成り捨てたり安い駒と差し違えたりすること。
 (2)立ち寄ること。帰り道に部員の家に寄ることや、遠征ついでに観光などに行くこと。

ダンゴ攻め(だんごぜめ)」名詞
→金銀や成り駒をヒタヒタと寄せて行く攻め。軽視しがちだが案外バカにできない。

単純作業(たんじゅんさぎょう)」名詞
→頭脳を全く必要としない単純な攻め。これが見られるようになると終局は近い。 →類語「流れ作業」

団体戦粘り(だんたいせんねばり)」名詞
→早々に敗勢に陥るも団体戦なので投了する訳にも行かず、やむを得ず時間稼ぎで指し続けること。 実際にはそこからさまざまなドラマが始まるもので、反則勝ちした故事は少なくないが、 穴熊から入玉して勝った故事まである。

(ちから)」名詞
→定跡外の形での指し回し。「力自慢」「力強い」「力弱い」などさまざまな形で使われているが、 どれもマイナスイメージの表現である。

注射(ちゅうしゃ)」名詞・動詞サ変
→(1)某OBが現役時代に急性アル中で点滴となった故事。部所属の医師・薬剤師が処置した。
 (2)インチキ。筋肉増強剤の注射でオリンピック失格となった故事に由来するらしい。

ですな・ますな調(ですな・ますなちょう)」名詞
→チャットルーム・電子メールなどでは「・・・ですな」「・・・ますな」のような語尾表現が多い。 「この手は問われますな」などが例。 博多弁との繋がりは皆無なので天神・中洲で使っても通じない(笑)。

投了(とうりょう)」名詞・感動詞
→敗北主義者の最も好き(?)な言葉。「とーーりょーーー」と無気力そうに言うのが本格派だが、 一人前になるには時間がかかるらしい。

ドープ(どーぷ)」名詞・動詞サ変
→インチキ。一般大会で自分の実力を過少申告して下位のクラスで出場すること。 →比較級(?)「ドーパー」、最上級(??)「ドーペスト」

トライ(とらい)」名詞・動詞サ変
→入玉すること。狭義には敵陣の一番奥まで入らないといけないらしい。

問われる(とわれる)」動詞下一段(?)
→問題がある。将棋の内容、発言、人間性(??)に対してよく使われるが、 学業に対しては使われた覚えがない。 まさかとは思うが、部員達は成績優秀なのだろうか・・・ヽ( ´ー`)ノ

ナ行
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何度でも攻撃(なんどでもこうげき)」名詞+助詞+名詞
→同じ拠点に打ち込んでバラしての繰り返し。 形勢についての条件が無い分「単純作業」より劣る。

逃げ道(にげみち)」名詞
→(1)追われている駒を逃がす目的で作る通路。
 (2)逃げる目的で作ったが実際には全く手が延びていない無駄な通路。

2筋対7筋(にすじたいななすじ)」名詞
→方向違いであること。一方だけが急所を外れていること。 居飛車vs振飛車の実戦で7筋の玉頭戦を気にすることもなく呑気に2筋を攻めていた故事による。 故事に基づく表現なので1筋と8筋の戦いであっても「2筋対7筋」としか言わない。

ハ行
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バーン(ばーん)」感動詞・動詞サ変・固有名詞
→(1)仕掛けなどの駒がぶつかる時の効果(?)音。
 (2)成算もなく飛車角を叩き切るなど無謀な手を指す時の効果音。
 (3)(将棋で)無理すること。(財布の中身も省みずに)大枚をはたくこと。
 (4)お使いを頼む時の効果音(効果音が多過ぎるな・・・)。
・・・ここまでを自由自在に操れればあなた立派なQ大将棋部員ですな。
 (5)プロ野球近鉄の外国人投手(Beirne:綴りが難しい)。右投げ左打ち。背番号23。ドジャース出身。 入団情報が流れた際に多数の者が喜んだのは言うまでもない。 1年目は8勝7敗で見事に勝ち越し。2年目の大躍進が期待される。

敗北主義(はいぼくしゅぎ)」名詞
→負けることに最高の喜びを感じること。一時期の某Q大将棋部に蔓延していたらしい。

腹黒い(はらぐろい)」形容詞
→ひねくれた。外見とは裏腹に何かを企んでいる。→対義語(?)「腹白い」

バンザイ(ばんざい)」名詞・感動詞・動詞サ変
→どうにもならないこと。さじを投げること。 「バンザイ状態」「バンザイ突撃」のように複合語となることが多い。

ハンサム(はんさむ)」名詞・形容動詞
→見た目が非常にさわやかなこと。その実体については諸説があってよく分からない。 Y岡・Y丸ら大物が多い。

(ひさご)」固有名詞、古語
→部室がある六本松キャンパスの近くに存在した食事処。 先輩のお勧め通りに「大盛り焼きそば定食」を注文し、その半端でない量に絶句した新人は多かった。 替え歌まで作られたが、部員達に惜しまれながら(?)数年前に閉店した。

飛車将棋(ひしゃしょうぎ)」名詞
→飛車を詰ますゲーム。「飛車詰め将棋」も作られ、持ち駒の玉を捨てることも多い。

飛車無尽(ひしゃむじん)」名詞・動詞サ変
→飛車を追い回すこと。これこそが将棋の醍醐味だと勘違いしている人もいる。

ヒヨる(ひよる)」動詞五段
ヒヨり(ひより)」名詞
→(1)弱気になってよろけること。大差の将棋をヒヨり過ぎて逆転された話は多い。
 (2)連続王手にかわし続けること。

プロジェクトY(ぷろじぇくとわい)」(固有?)名詞
→NHKの人気番組プロジェクトXに感動する部員は多いが、 Xに続いてYの放映が始まるという裏情報がある(?)。イニシャルYの部員には話題が絶えない(笑)。

マ行
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ま、仮にタイ(ま、かりにたい)」感動詞+名詞+助詞+助詞
→感想戦で自分に都合の良い局面を並べる時の枕詞。博多弁丸出しである。 変化を潰されると「だから『仮に』だ」と言ってごまかすのが定跡である。

負け犬(まけいぬ)」名詞
→周りの人達に先を越されて取り残された哀れな敗者。Y氏が自嘲気味に使うことが多いが、 大学院に進学し、永世3位も内定し、数多くの後輩達に尊敬され・・・ エリートの道を進んでいるとしか思えんけどなあ(笑)。→最上級「負け犬の神様」

負け先(まけせん)」名詞
→練習将棋を平手オンリーで行う場合、次の一局は前局の敗者が先手番で指し始めるのが慣習。 あまりにも強い人は後手番ばかりになるため、大会で先手番になると練習不足で困るらしい!?

まず1勝(まずいっしょう)」副詞+名詞
→10秒将棋で相手が時間切れした時にとりあえず言う言葉。1局で2-3勝するのも珍しくない。

無尽(むじん)」名詞・動詞サ変
→同じことを懲りずにやり続けること。「下無尽」「飛車無尽」ぐらいしか使われない。

迷人(めいじん)」名詞、やや古
→練習将棋で突然発生するタイトル。→類語「奇声」

名門(めいもん)」名詞
→(1)九大将棋部員を多く輩出した高校や、優秀(?)な部員を輩出した高校。昔ながらの小倉、福岡、 ちょっと下火(?)の東筑、下松、最近は加世田。 九大で最も多いのは修猷館高校卒だったはずだが、その割に部員は少ない。
 (2)多くの部員が属する学部・学科。昔は理学部数学科、ここ数年は農学部。 この頃は工学部地球環境学科や応用原子学科を示すらしい。

目が曇る(めがくもる)」名詞+助詞+動詞
→誰かを見放す時、人を見る目がなかったことを自嘲すること。

門前至上主義(めんぜんしじょうしゅぎ)」名詞、古語
→麻雀用語(?)。門前(メンゼン)とはポン・チー・カンをしない状態だが、 わざわざ「門前至上主義」と言っている時は「ポン・チー・カンをやるぞ」 と宣言していると考えた方がよさそうだ。

ヽ( ´ー`)ノ(もったい)」フェイスマーク
→九大将棋部OB愛用。どうでもよさそうなことを書いた後に付けるようだヽ( ´ー`)ノ

勿体ぶる(もったいぶる)」動詞五段
→一応やる気はあるのだが、物事を速やかに行わずに周りの人間の注意を引こうとすること。 →短縮形「も」。

ヤ行
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ヤッター(やったー)」感動詞、故事
→一番手直りで六枚落ちまで落とされた某氏、何とか持将棋で連敗をストップして思わず「ヤッター」 と言ってしまった。連敗でアツかったんだろうが、六枚落ちを引き分けたぐらいで喜ぶんじゃないよ(笑)。 この某OB、間もなくレギュラー入りした実力者である。

ヤミ(やみ)」名詞、やや古
ヤむ(やむ)」動詞五段、やや古
→やばくてダメな状態。そのような状態にしてしまうこと。自嘲の意味で使うことが多いが、 感想戦では(10秒将棋では対局中にも!!)ヤんでしまった人に対して平然と使う。 バカにしているイメージは薄い婉曲的表現。 この状態をあまりに連発すると「ヤンデルワールス力がある」などと「尊敬」される。

ラ行
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ライバル(らいばる)」名詞
→甲乙つけ難い2人組だが、勝手に作られたコンビも多い。 古賀一郎アマ名人(九大)vs才田信之赤旗名人(久留米大)というハイレベルな時代もあったが、 近年はお笑いコンビが増えつつある。現在は川田哲郎vs阿部哲朗(鹿大)のテツロウ対決が有名だが、 本物になるかお笑いになるかは彼ら次第である。

リーチ(りーち)」名詞
立直(りっちょく、りーち)」名詞
→(1)一手スキのこと。麻雀用語から転じたものだが、厳密にはテンパイだろう。
 (2)あと一歩の状態。「優勝にリーチ」のようなプラス表現(マスコミで見る「王手」とほぼ同義) もあれば「留年にリーチ」のようなマイナス表現もある。

リバース(りばーす)」名詞・動詞サ変 (複数形「リバース大会」)
→飲み会などで嘔吐すること。数名がリバースすると「リバース大会」となる。 和製(部製?)英語なので外国では使わないように。医療現場でもまーったく通じません!!

倫理委員会(りんりいいんかい)」名詞、やや古
→飛車攻めを繰り返すと突然発足する謎の委員会。 元々は、飛車は攻められるわ将棋は負けるわで納得行かなかった時の負け惜しみだったのだが、 次第に発言力を増したため無視できない存在となった。

其ノ弐、格言編
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角損までは戦える(かくぞんまではたたかえる)」格言(?)
→故村山聖九段が「銀損までは戦える」と言ったのを誇張したもの。 飛車さえあれば何とかなるということでしょうか!?

活用すれば勝つよう(かつようすればかつよう)」格言
→王座戦で優勝した頃の格言らしい。実力者の言葉は重みが違いますね。

玉は広い方へ広い方へ(ぎょくはひろいほうへひろいほうへ)」格言(?)
→終盤の寄せで玉を広い方へ追い逃がすこと。 「寄せはタコくタコく」とセットで用いるのが定跡。

拠点があったらブチ込み(きょてんがあったらぶちこみ)」格言
→「拠点がある」「(持ち)駒がある」「じゃあブチ込む」の3段論法。 何も考えずにこれを決行する部員は昔から多いが、 相手の持ち駒を増やしてしまってお亡くなりになられた部員もこれまた数知れず・・・。

攻撃は最大の暴れ得(こうげきはさいだいのあばれどく)」格言(?)
→文字通りの意味だが、本当に得なのかは神のみぞ知るところか。 その真意は無謀な暴れを正当化したいだけらしい。

終盤は駒の損得より暴れ得(しゅうばんはこまのそんとくよりあばれどく)」格言(?)
→終盤であれ何であれ単に暴れたいだけだろう。

試験バンザイ、ゼミアウェイ(しけんばんざい、ぜみあうぇい)」格言(?)、やや古
→試験もゼミも放り投げてしまうこと。言い出した本人が実行したかは謎である。

下から下から(したからしたから)」格言(?)、やや古
→終盤で玉を下から上へ追い上げること。タコい寄せの典型。 四つ相撲では相手の回しの下から手を差し込むのが基本なので、 実況中継では「下から下から」が連呼されている。

手で考える(てでかんがえる)」格言(?)、やや古
→1989年の西日本大会団体戦に九州選抜チームで優勝した某氏、10秒将棋でポカ・ 反則を連発するのでファン(?)も多かった。体はさほど大きくないのに手が一回り大きかったので 「手で考える」などと言われていた。本当に手で考えられたかは未だに謎だ。

手の無い時の飛車攻め(てのないときのひしゃぜめ)」格言
→指し手に困った時は素直に飛車を攻めましょう。端攻めよりも効果大です?

取ってから考える」(とってからかんがえる)」格言(?)
→早指し将棋ではすべてを読み切ってから取るのは事実上ムリである。 取るべきかどうか迷った時は取りなさい、自らの未熟さを認識した上で指しなさい、 との教えなのだろう!?

取ってくれろと泣く子かな」(とってくれろとなくこかな)」格言(?)、古語
→江戸時代の俳句の一節。突き捨て忘れた歩を遅ればせながら突く際に使う。 「お願いだから取って」の意味だが当然ながら取ってもらえる確率は低い。 「芭蕉」と返すのが形らしいが、元々の詠み人は定かでない(笑)。 さすがに練習将棋でしか使えないだろう。

餌を与えないでください(ひしゃをあたえないでください)」格言(?)
→難読。飛車を与えると危険な部員は多く、中には暴れ出す者もいるらしい。 →関連語「危険です」「暴れます」

飛車を取ったから満足(ひしゃをとったからまんぞく)」格言(?)
→勝利は相手、でも飛車は自分、という双方満足、部内円満の形。 負けた時の言い訳であることが多いような気がする・・・。→関連語「一手差(2)」

ブッ切って端(ぶっきってはし)」格言(?)
→文字通り、大駒を切った後に端攻めをすること。「そこで(その局面で)ブッ切って端の一手だろう」 と感想戦で多用されてきたが、攻めが成立しているときちんと読み切った上で発言している例は乏しい。 大駒切りと端攻めについても関連性が皆無だと言っても過言ではない。

其ノ参、人名関連編(一部は伏せ字にしておきます)
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I am a ○○○○○○○.(あいあむあ○○○○)」
→英語力の無さで有名な○○○○氏、自分の名前にまで冠詞を付けてしまったと言う。

アンチ松永システム(あんちまつながしすてむ)」名詞、やや古
→現役時代、北野(兄)OBが松永OBの振飛車穴熊に対して行った端一点狙いの戦型。 略称AMSと言うらしい。本人がわざわざ「システム」と命名してはいるが似た狙いは昔から多数ある。 オリジナル戦法と言うべきなんでしょうか!?

M3級(えむさんきゅう)」(固有?)名詞、やや古
→「3級」と過少申告して一般賞金大会B級に出たレギュラーM氏だが、あえなく2回戦で敗退。 以後しばらくこう呼ばれたのは仕方ないが、そんな氏も卒業後は何度も県代表になっている。

○○○ルール(○○○○るーる)」名詞
→○○○OBの現役時代に定められた九大将棋部の麻雀標準ルール。 点2、食いタン・後付け・裏ドラ・カンドラありのことで、無いのは食いピンフだけである。 名前自体はOB間だけのものとなったが、ルールは今でも生き続けている。

○○状態(○○○○じょうたい)」名詞、やや古
→指し切りの完敗。某プロ棋戦決勝から。

団長の思い(だんちょうのおもい)」名詞
→(1)はらわたがちぎれそうなほどに団長が嘆き悲しむこと。 Q大将棋部は応援団長を2人輩出している「名門」である。
 (2)某元団長が思い悩むこと。概してタコい内容であることが多いらしい。

野本棒銀(のもとぼうぎん)」名詞
→対振飛車棒銀のマイナーな一変化。 現役時代の野本OBが愛用していた当時はあまり評価されなかった(?)が、 中学生時代の山口君が「野本棒銀と私」という原稿を九棋に書いてから高騰したらしい。 この山口君、中学・高校時代に何度も全国優勝している強豪である。

B君攻め(びーくんぜめ)」名詞、古語
→常識的には切れているのに不思議に繋がる無理攻め。 団体戦の勝利に幾度となく貢献して感動を呼んだ。 なお「B君」とは同姓の先輩がいたために「Aさん」「B君」と呼び分けられたもの。

増本システム(ますもとしすてむ)」名詞、やや古
→現役時代の増本OBが独自の研究(?)を元に開発した定跡(と呼んでいいんだろうか?)。 氏は王座戦でも採用し、「一体これは何だろう?」と感銘を受けた東北大部員が機関誌「青葉譜」 に紹介したほどである。

○一門(○○いちもん)」名詞、やや古
→九大将棋部の一時期に実権を握った伝説の一門だそうだが、その実体は全く不明(?)である。 「○一門にあらざれば部員にあらず」との声もあったという。 踏み絵を踏むと「隠れアンチ○教徒」として罰せられたらしい。

ヤミ先生(やみせんせい)」固有名詞
→現役時代の松浦OBが面白半分で「岡ヤミ君」と呼び始め、後輩達が「君」を「先生」に変え、 いつの間にか「岡」が外れた。同期-後輩が平然と使い続けたので完全に定着。 何しろ理学・農学・薬学博士の公認(愛用)である。本人も今さら気にすることもなく、 ここで解説なんかしている(笑)。

渡辺スペシャル(わたなべすぺしゃる)」名詞
→温厚な人格からは全く想像できない華々しい攻め将棋。 大駒を平然と叩き切るので以前からファンが多い。4年後に弟が入部して二重奏となった。 弟の方が先に就職したので、今は1人でブランドを守り続けている。 我が部初の人間国宝になるかも・・・。

制作協力:M3級、ananokumasan、M2世、いわけん、よっしぃ各氏

編集後記・・・いろいろ書き並べてみたが、プラス指向の用語がえらく少ない。 当然だが、意図して削った訳ではない。普通過ぎる表現は長続きしないのだろう。 プラス表現の対象となり得る部員が今も昔もいなかっただけかもしれないなあヽ( ´ー`)ノ

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九大将棋部